ホルモンバランスや自律神経を整えるために。30代から意識したい体と心のケア

「なんとなく不調…」それ、ホルモンや自律神経のバランスのサインかも?

20代後半や30代に入ると、体や気分の変化を感じる人は多いですよね。

「前より疲れやすい」「身体がすごくしんどいときがある」「気分の波が大きい」…

もしかしたら、それはホルモンバランスの変化や自律神経の乱れが関係しているかもしれません。

今回は、私自身が感じた体の変化体験談日常で意識していることをまとめました。

「自分が少し楽になる」という個人的な対策なので、あくまでも参考程度に、ご自身に合う方法をゆっくり見つけてみてくださいね。

ホルモンバランス、自律神経とは?

【ホルモンバランス】

私たちの体は、ホルモンという“体のスイッチ”によってたくさんの機能が動いています。

生理や排卵、気分の浮き沈み、体温、肌の調子なども、実はホルモンが深く関係しています。

女性の場合、特に「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つが大きな役割を持っています。

この2つのバランスが乱れると、生理不順排卵障害、気分の落ち込みなど、様々な不調が起きやすくなります。

【自律神経】

自律神経は、私たちの意思とは無関係に体の機能を自動的に調整する神経のことです

呼吸のリズムを整える、体温を保つ、胃や腸を動かす、など生命の維持に必要な機能をコントロールしてくれています。

自律神経は「交感神経」「副交感神経」の2つの神経からなり、バランスを取り合い成り立っています。

自律神経が乱れると、不眠肩こり頭痛めまい動機胃腸の不調イライラなど、体と心の両方に影響が出てしまいます。

ホルモンバランスや自律神経が崩れる主な原因と対策

ホルモンや自律神経の乱れは、ちょっとした生活習慣やストレスから起こることもあります。

ホルモンバランスと自律神経は密接し、片方が乱れるともう片方も影響を受けます。

崩れる原因

睡眠不足や不規則な生活

栄養バランスの偏り(特に鉄・タンパク質・ビタミンB群不足)

冷え血行不良

強いストレス・プレッシャー

運動不足、または過度なダイエット

・年齢による卵巣機能の変化

・出産、産後などライフステージの変化

・季節の変わり目

など様々な原因やその積み重ねで起こることがあります。

整える対策、予防法

・ストレスを貯めない、解消する

・睡眠、食事など生活リズム整える

・運動やストレッチで筋肉をほぐしたり血行を良くする

食事、睡眠、運動、ストレスと…忙しい中で全てバランスよく実践することはなかなか難しいですが、少しでも意識する・できることを続けることで、健康を維持することが期待できます。

また、症状がひどく改善しない体調不良が続く場合は、医療機関に相談や受診することをおすすめします。

私の実体験:排卵日前後の“プチ不調”

私の場合、27歳ごろから、特に排卵日あたりに体調を崩しやすくなりました。

ある日、電車の中で突然、目の前が砂嵐のようにチカチカして見えなくなり、気持ち悪くなり吐き気と冷や汗が止まらなくなったことがありました。

電車から降りた後も座ってもいられず、駅の医務室に運ばれたほどです。

医務室で横に寝かせてもらい、1時間ほど安静にすると体調は回復しました。

その後はご飯を食べ、調子を見ながら行動しましたが、特にしんどくなることなかったです。

病院で検査や診察などはしていないため詳しい原因は分かりませんが、自分の状況を後から振り返ると

・朝ごはんを食べておらず血糖値が下がっていた

・電車で立ちっぱなしだった

・排卵日前後のホルモン変化や自律神経の乱れが重なっていた

ことが重なって起きたように思われます。

私が意識している予防法

上記のような経験をしてからは、無理をせず「自分に合った対策」を見つけるようになりました。

朝食は必ず食べる

私の場合、空腹が長時間続くと手が震えたり体が冷えると感じることが多いです。

そのため、胃が空っぽの状態は避けるようにしています。

特に朝早くから行動する時は、しっかり食べるようにしています。

もちろん空腹の方がパフォーマンスが上がる人や、その時の胃腸の状態など、朝食の必要性は状況や人によって異なります。

自分の生活リズム体調や体質などに合わせてくださいね。

漢方を処方してもらう(体質に合わせて医師に相談)

一度、排卵日前後や月経前に起こる症状を本格的な漢方屋さんに相談しました。

漢方は西洋薬とは異なり、「ピンポイントでこの症状を治す」というより、体質改善して「体全体を整えていく」と、優しいイメージが自分の中でありました。

はっきりとした原因が分からないホルモンや自律神経など色々な原因が絡んでいるだろうと思われる私の不調に合うと思い、飲んでみようと思いました。

プラシーボ効果を味方にする

電車でしんどくなってしまった経験で、電車に長時間乗る時には

「座れずに立ちっぱなしでまたしんどくなったらどうしよう」

「駅間が長い走行中にしんどくなったらどうしようもないな」

など、身構えたり少しの怖さを感じてしまいます。

その不安をなくすために、根拠はないですが、自分だけに通ずる思い込みのような対策をしています。

たとえば

・外出時はラムネやグミをバックに上備(手も汚れずこぼさない、パッと食べれるもの)

・排卵や月経前後にしんどくなりそうな日は、朝に漢方を飲む

電車に乗る前にラムネを口に入れ、「ラムネ食べて血糖値上がってるから大丈夫」

朝も「漢方飲んだし絶対効いてる、1日しんどくなることはない」

など、こうしたおまじない感覚でも、意外と精神的な安心感が生まれ全然違います。

自分のリズムを知って、うまく付き合おう

ホルモンバランスや自律神経の変化、そして体調の波人それぞれ。

同じ時期でも、元気な人もいれば、私のようにしんどくなるタイプもいます。

年齢、ストレス耐性、生活習慣、もともとの体質など、みんな違います。

だからこそ、自分の体の特性リズムを知ることが大切です。

自分の不調の原因が分からない対策も何をしたらいいの…と悩んでいる方は

・生理周期や体温をアプリで記録する

・体調・気分の変化をメモしてみる

・食事や睡眠のパターンを意識してみる

など、まずは「どんな時に不調になるのか」「それは何をすると和らぐのか」、と自分の体を知り整え方を意識してみてくださいね。

まとめ

ホルモンバランスや自律神経目に見えないけれど、確実に私たちの体と心を左右し、そして支えてくれています。

作用する目的乱れる原因整え方や予防法などを理解し、上手く付き合っていくことで心身の健康を維持していきましょう。

【ホルモンバランスや自律神経とうまく付き合うコツ 】

・無理せず体の変化に気づくこと

・自分の体質や整い方を考えてみる

・不調が続くときは医師や専門家に相談を

・精神的な面で「自分なりの安心ルーティン」を作る

※ここで紹介した内容は、私自身の体験をもとにした一例です。

医師や専門家ではないため、私が行っている対策には医学的根拠があるわけではなく、「自分にはこれが合っていた」という個人的な感覚に基づくものです。

誰にでも同じ効果があるとは限らないので、 ご自身の体に合う方法を、ゆっくり見つけてみてください。

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