夫婦で乗り越える妊活 ― 2人で支え合う「私たちの妊活」

妊活というと、どうしても「女性がメインで頑張るもの」というイメージを持たれがちですが、実際は“夫婦で一緒に取り組むこと”がとても大切だと感じています。

私たち夫婦も、話し合いを重ねながら少しずつ「2人で進む妊活」に変わっていきました。

この記事では、そんな私たちの実体験を交えながら「夫婦でできる妊活」についてお話しします。 あくまで“私たちの場合”の一例ですが、少しでも参考になれば嬉しいです。

夫婦で妊活に向き合うきっかけ

最初のうちは、私ひとりで妊活や妊娠、出産について調べることが多く、知識をつけるのも自分からでした。

女性である私でさえ「初めて知ること」がたくさんあったくらいなので、男性が生理やホルモンバランス、妊娠・出産に疎いのは、そりゃそうだよなと仕方ないという感じでした。

実際、私が夫に話した際には、「全然知らなかった」ことも多く、驚いたようです。

ただ、妊活はとてもデリケートな話題。

男性にとっては、プライドの部分や「夫婦生活を計画的にされる」というプレッシャーなどから、あまり気乗りしないテーマかもしれません。

私自身も最初は、どこまで話していいのか分からず、少し話しづらさを感じていました。

さらに、「婦人科に行く」「男性の検査を受ける」といったことにも抵抗を持つ男性が多い印象があり、なかなか踏み出せない雰囲気もありました。

でも、「このままでは何も進まない」年齢的にも悠長に構えられていない中、計画せず「自然にできるのはいつ?」 と不安を抱えるより、きちんと考えたいと思うようになりました。

そこで、思い切って夫とじっくり話し合いをすることにしたのです。

夫は私の現在の状況や、どうしていきたいかの意見を真剣に聞いてくれ、さらに夫の思い意見と合わせて「2人が納得する妊活」をしようとまとまりました。

それからは、「夫婦で一緒に体を整えていこう」という意識に変わりました。

妊活は女性の体のサイクルに合わせて進むことが多いですが、実際には男性の体調や生活習慣もとても大切

お互いの健康を支え合うことで、心の負担もぐっと軽くなりました。

2人で一緒に取り組めることはいろいろ!

日常の中で意識したこと 私たちが意識したのは、「妻だけでなく夫も一緒に整える」ということ。

難しいことではなく、できることから少しずつ始めました。

お酒や食事を見直す

大事なタイミング付近はお酒を少し控えたり、強すぎる刺激物はなるべく控え体に優しいものを食べることを意識しました。

2人が共通の意識を持って、外食でも相談して健康的な食事を選ぶのは嬉しかったですし、「どの食べ物がより良いかな」と相談し合えることも楽しかったです。

サプリを一緒に飲む

妊活中に摂取すると良い栄養素を調べて、お互いサプリを飲み始めました。

私は葉酸と鉄を、夫は亜鉛やビタミンを飲んでいます。

私たちにとって、普段の食事で不足しがち&献立に組み込むのが難しい栄養素なので、サプリで摂取できることは助かっています。

「今日飲んだ?」「これは飲みやすい?」と自然とお互いを気にかけたり協力し合う習慣になりました。

生活リズムを整える

「この時間までに就寝する」と決めたり、寝る前はスマホを控えるようにしました。

2人で「今日は何時には就寝するようにしよう」「そのためにお風呂や家事や片付けを早くしよう」と、声をかけ合うことで、 1人ではダラけてしまうことも、気持ちが前向きになり効率よく動けました。

話し合いを重ねて「一緒に決める」ことを大切に

妊活を本格的に始める前に、「いつまでにどこまで進めるか」を話し合うようにしました。

タイミング法・検査・治療など、ステップアップのタイミングをあらかじめ決めておくことで、夫婦で同じ目標やペースをつかむことができ、焦りや不安が少し和らぎました

また、どちらかが少しでもモヤモヤすることや不安・疑問があった場合は

「何に引っかかってるのか」

「どうしたいか」

「上手く言えなくても抱いている感情やふわっとしたことでも伝える」

と、口に出して伝えることを大切にすることで、少しでも解消されるように心がけました。

話し合うたびにお互いの考えてること思考パターンが深く理解でき、心の距離が近づいた気がします。

夫婦仲を深めながら“前向きな時間”を過ごす

妊活はゴールの見えにくい時間だからこそ、心のつながりを保つことも大切だと感じます。

どうしても焦ったり不安な中では、相手のささいな言動や行動にイライラしたり、不満が溜まりがちに。

夫婦仲が悪くなることは、妊活はもちろん、精神的ストレス日常生活でもマイナスな影響を及ぼします。

私たちは、休日に一緒に散歩したり、趣味の映画を観たり、「夫婦の時間」も大事にしています。 妊活の話をしない時間があることで、お互いにリフレッシュでき、自然と前向きな気持ちに戻れます。

まとめ

妊活は、一人で抱え込むものではなく、夫婦で支え合っていくもの

私たちもまだ途中の道ですが、「2人で頑張る」と思えることで、気持ちがぐっと穏やかに、そして前向きになりました。

大切なのは、相手を責めず、焦らず、自分たちのペースで進むこと。

夫婦の形や考え方はそれぞれですが、「一緒に考え、一緒に動く」その積み重ねが、きっと心強い力になると思います。

・思いっきりぶつかってみる

・話し合いを納得いくまでする

・とても些細なモヤモヤ(不安、悩み、恐怖、焦りなど)でも伝えてみる

・疲れたら一旦妊活から離れてみる

など、それぞれの夫婦のやり方で進んで行ってくださいね。

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